先日皆様からご応募いただいたダルビッシュ選手のオープニングデーに使われたボールについても近々抽選を行う予定です。しばしお待ちくださいね~!
先日皆様からご応募いただいたダルビッシュ選手のオープニングデーに使われたボールについても近々抽選を行う予定です。しばしお待ちくださいね~!
皆様、お久しぶりです!2017年初めての更新です笑。ブログはご無沙汰してしまっていましたが、ツイッター(https://twitter.com/mikaotx)では皆さんから情報を頂いたり、MLBだけではなく日本の最新事情についても教えて頂くことも多く、また我が家の日常のざれごとにもお付き合いいただいたりと日々楽しんでいます。
1. 応募の仕方は簡単。この記事になにかひとことコメントをくださればOKです。名前でもハンドルネームでも結構です。
2. 締め切り後、それぞれのお名前を紙に書いて全部帽子にいれ、そこから当選者の方1名を選びます。
3. 公平を保つため読者プレゼント記事に限りお一人さま一コメントでお願いします。フェア精神でお願いいたします!なお、プレゼント期間中でも他の記事にはいつも通りコメントをじゃんじゃんしてくださいね、ペナルティーはありません
4. 当選した方は、後日の記事で発表します。当選されたらブログに記載したメールアドレスまで送付先をお知らせください。
5. 応募はどの国からでもかまいません。
6. 送料は頂きません。私たちで負担させて頂きます。
7. 一度当選しても、今後の引き続き読者プレゼントへの応募もOK!これまで当選された方も遠慮なくどうぞ~!日本の方もアメリカの方もそれ以外の国の方からもご応募お待ちしています。
8.梱包はしっかり行いますが、輸送途中の郵便事故などによる紛失や破損の可能性も考えられます。(特にアメリカは怪しい・・・)そうしたことが起こり得ることも念頭に置いていただければ。もちろんそのようなことがないように願っていますし、現在までにこれまでに郵便事故は起きておりません。
こちらはアリゾナでのスプリングトレーニング初日。すでにとても懐かしい!髪の毛も短い!この写真を見ただけで、アリゾナの気温まで思い出せそうです。
昨年はTJ手術とリハビリ、いよいよ2016年は復帰の年ということでファンも期待感いっぱいのスプリングトレーニングでした。スプリングトレーニング初日といえば曇っていてあまり気温も上がらなくて、でも久しぶりにレンジャーズの選手たち、そしてダルビッシュ選手の姿を見られるので心躍っていたことをよく覚えています。
この少し前までは日本ハムファイターズが同じアリゾナのピオリアという場所でキャンプを行っていました。さすが日本人というべきか、日ハムの皆さんほぼ終日練習しているのです。レンジャーズといえば、お昼にはだいたい終わっています笑。バニスター監督はなにごとも始めるのが早いと聞いているので、見学者が練習場に入る前からいろいろとスケジュールがあるのかもしれません。ときに厳しい声も飛び交う日ハムのキャンプ見学のあと、このレンジャーズのゆるっとした空気に包まれてホッとしたのも事実(笑)。スプリングトレーニングといえば、オフの間に肉体改造で体を大きくしてきたダルビッシュ選手と、これまでお水を飲んでいたダルビッシュ選手が特別なドリンクを持って現れたことも話題でしたね。”あれはどんなものを飲んでいるのか”とみなさん興味津々でした。
長い復帰の中、ダルビッシュ選手のファンへの思いは途切れることはありません。そしてファンはダルビッシュ選手を決して忘れることもありません。長いブランクがあっても、今キャンプも一番の人気でした!この風景を見ると、いつも心が温まります。
でもいつまでもキャンプで投球練習をするわけにはいきません。キャンプ期間はトミー・ジョン手術を受けてから12ヶ月。実戦で投げられるのは手術後14ヶ月が目安なのでキャンプでは実戦することは無かったダルビッシュ選手。レギュラーシーズンが始まると、実戦登板はレンジャーズ傘下のマイナーリーグチームで行うのです。
そして5月1日、長いリハビリの成果を試す時が来ました。ダラスから北に約20分ほど、フリスコという町にあるレンジャーズの2A”ラフライダーズ”の選手としてリハビリ登板第一回目を迎えたときのものです。こちらのDr.ペッパースタジアム始まって以来の完売は地元ダラスで大きなニュースになりました。さすがYUパワー!このときはダラスエリア在住日本人がたくさん集まりました。経済成長著しいダラス、ダルビッシュ選手が休まれている間にダラスエリアにはかなりの日本人が増えていて(トヨタ北米本社及び関連企業やクボタ等々)、この日、ダルビッシュ選手を見るのが初めてという方が大勢。
いつもより早くウォーミングアップに出てきたダルビッシュ選手。心は落ち着きつつも体が早く出たいという気持ちでしょうか?緊張のオーラが伝わって来ます。
やることはやった。ドクターやトレーナーに言われたことは一寸狂いもなくやり遂げた。体の管理も最善を尽くしたつもりだ。それでもどことなく感じる恐怖があったはず。きっと、様々な思いがダルビッシュ選手の脳裏を駆け巡っていたはず。
この日は私も久しぶりに会う方やお友達家族が観戦に来ていて、席こそ違うけれどみんなでダルビッシュ選手を応援しました。ヒューストンなど遠方からも車を飛ばして日本人の方が来られていました。それほど待ちに待った日だったんですね。
遠投を一球一球確かめるダルビッシュ選手。実戦前のウォーミングアップは20ヵ月ぶり。頭の中はいろんなフラッシュバックが起こっているでしょうか?それとも無心?まわりはお祭り気分でもダルビッシュ選手にはなにも聞こえてないかもしれません。
ラフライダーズのスタジアムは白の木造建築が美しい所です。地元のちびっこチアリーダーたちがダンスをしたり、ホームランを打った選手には彼に応援の気持ちを込めて寄付のためのブーツが観客席に回ってくるなど、地域と密着したチームであり、そしてそこにはマイナーチームの楽しみ方がありました。
そしてブルペンで最終調整。大きくストレッチ深呼吸。あとは自分の肘を信じるのみ。
つい目先のレンジャーズにばかり目を奪われて、マイナーリーグの良さに気づけませんでした。ピクニック気分で家族で観戦を楽しんだり、未来のメジャーリーガーを見つけにきたり、ここでそんな楽しみ方があるということを知ったのはダルビッシュ選手のおかげですね。
リハビリ登板1球目。もうなんだかドキドキして、夫もカメラに集中し、私はその瞬間を見逃すまいと娘がどんなに暴れても(笑)”お願いだからもう少し待ってね!”とマウンドのダルビッシュ選手から目を離しませんでした。こうしてダルビッシュ選手がマウンドに上がり、ピッチングをする姿は本当にしばらくぶりだったので。
ラフライダーズの選手紹介アナウンスもまるでアーリントンでのそれのように"YUUUUU DARVISH!!"と気合たっぷり。スタジアムを埋め尽くした観客はやっとこの時がきた!というように思い切りYUINGを叫んだのでした。
無事登板も終わり、この日は2回を投げたダルビッシュ選手でした。
リハビリ登板はダラス郊外だけで投げるのではなく、時には数百キロ離れたところで投げるのは当たり前なのです。5月6日、こちらはラウンドロック。ダラスから車で約3時間ほど。この日はとても西日の強い日だったことをよく覚えています。
地元ダラスはもちろんのこと、日本からも注目されていたこのリハビリ登板。
そんな中、ダルビッシュ選手は手術をした右ひじに気を配りつつ、様々な球種を試してみては都度細かい調整を行っていたようです。
ラウンドロックでもたくさんの観客が見守る中の登板でした。行きの車で夫と娘のためにおにぎりを作っていったのに、それぞれほかに持ってきたものを食べ始めておにぎり不人気で悲しくなったこの日(笑)。日本人ならおにぎりでしょー!!と言いながらこの日はお昼過ぎに家を出て夜中過ぎに帰ってきました。ダルビッシュ選手も同じスケジュールなのかな~なんて思いつつ。でも私たちよりきっとずっと早くからラウンドロックへ到着して、調整をして投げて登板後のインタビューをして腕のケアをして等々・・・リハビリ登板はただ投げるだけではありませんね。
リハビリ登板の間はアーリントンでチームメイト達と一緒に練習を行います。
そして試合の時はダグアウトからチームの応援をしていました。思えば復帰の日は”5月か6月か”と、連日TVやラジオで必ず話題にのぼっていました。私も友人によく”復帰の日はいつ?”と聞かれました。もちろん私もわからないので、TVやラジオで耳にしたことを同じように言っていただけですが・・・
もちろんテキサスサイズの笑顔も!仲良しペレスとの1枚。見ているこちらも和む表情ですね♪
5月17日、リハビリ登板はさらに続き、こんどは同じテキサス州でも500キロ離れたところにやってきました!思い出深い、ミッドランドでのリハビリ登板です。なぜ思い出深いかというと、かなりディープなテキサスだったんです、ミッドランドって(笑)。もうとにかくなにもない!どこまでも広がる荒野にぽつぽつと見えるのは石油採掘の機械だけ。高い建物なんてまったくなくて、あると言えば風力発電の風車だけ。お天気もあまりよくなくてどんより。そこにいきなり小さな町が現れ、スタジアムがあるのです。ホテルに1泊しましたが、ホテルの駐車場にも留められているのはそのあたりで石油関連の仕事をしていそうな人たちのピックアップトラックばかりでした。ダラスは都会なので、そこから6時間も来てみればこんなところがあるんだなとテキサスのまた違う一面を知りました。この試合がなければ来る機会はきっとなかったかもしれない、貴重な1日でした。
寒くはないけれど風も強いし少し雨もぱらついたりして、ダルビッシュ選手だいじょうぶかな・・・と勝手な心配をしてしまったほど。でもそんな心配をよそにちょうどこの日のスタジアムでは地元の小学校の遠足があり、元気な子供たちでいっぱいでした。
ミッドランドでのリハビリ登板はアウェーチームとしてのものでしたが、やはりダルビッシュ選手を見るために近郊の町から駆け付けた人でスタジアムはたいへんな賑わいでした。知らない街、知らないスアジアムでしたが子供たちやダルビッシュ選手を応援するみなさんに元気を貰いました!
リハビリ登板としてはミッドランドでの登板が最後でした。リハビリ登板のあいだ、レンジャーズ以外の色々なユニフォームを着用したダルビッシュ選手もレアな姿でした。
待ちに待ったメジャー復帰が近づいてきたことを実感し楽しみに思う反面、リハビリ登板はなんとなくダルビッシュ選手と距離が近いようなものを勝手に感じていたので、その距離がまた離れてしまうメジャー復帰は少し寂しくなるような気持ちもあったり・・・・
でも!それでもメジャー復帰の日はやはりどうしたって楽しみであることには間違いありません。復帰は5月28日、この日はなんとしても行かなければいけません。家族みんな体調を万全に整えて臨みました。リハビリ登板のあいだ、様々なユニフォームを見てきましたが、やはりずっと見たかったのはアーリントンでのこの鮮やかな赤のユニフォーム!
試合前から胸いっぱいだった私。
ダグアウトから飛び出してきたダルビッシュ選手の動画を撮ろうと思っていたのですが、なんだか手が震えてしまってうまく撮れませんでした。なのでさっさと諦めて(笑)、目に焼き付けることにしました。
アーリントンにダルビッシュ選手のテーマ曲が流れて、いままさにメジャー復帰の瞬間が訪れました。きたーーー!!!この曲も聞きたかった!!ダルビッシュ選手のMLBデビュー時から変わらない"Crank that"です。
WELCOME BACK YU!!ボールパーク中がYUINGで揺れ、私も目いっぱい叫びました!
フリスコ・ラフライダーズもラウンドロック・エクスプレスのユニフォームもよかったけれどやっぱりダルビッシュ選手にはこの赤が最高に似合うと思います。燃えるダルビッシュ選手に燃えるような赤。
アーリントンのマウンドにお帰りなさい!!個人的に、復帰の日を迎える気持ちはダルビッシュ選手のMLBデビューの日以上のものだったかもしれません。あの時の私はただダルビッシュ選手についてほとんど知らないまま、まさにお祭り気分で観戦に行ったのです。もちろん今は違います。だからこそ、ファンとしてずっと待っていた日でもありました。
この日は期待以上のピッチングを見せてくれたダルビッシュ選手。以降も、TJリハビリ明けとは思えないピッチングが続き、彼のカムバックを待ちわびていたレンジャーズファンはその完全復活を思わせるような試合ぶりに驚きながらも喜びに沸いたのでした。
でも復帰の中には沢山のBump In The Road(凸凹)が待ち構えているのです。
ダルビッシュ選手が訴えた、あちらこちらの体の痛み。トミージョンの後遺症によるものだとか。
6月8日、再び体に不安があり、ダルビッシュ選手は残念ながらDLへ。
残念なことではありましたが、まだまだリハビリから復帰したばかりの今年、様子を見ながら、焦らずゆっくり調子を見つつ、という気持ちはたくさんのファンが持っていたと思います。pt2へ続きます。(pt2はすぐこの下に投稿しています)
大丈夫、一度は復帰したのです。焦る必要はありません。ダルビッシュ選手も、ファンも同じ気持ちです。フォームを調整しながらメジャー再復帰を目指すダルビッシュ選手。
因みにこの日はアメリカ独立記念日でした。帽子には星がいっぱいのスペシャルバージョン!
アーカンソーという地味な(スミマセン)州、そしてスタジアムには約6000人の観客(メジャーリーグの観客の平均はおよそ40000人ほど)という規模でのピッチングも珍しい体験だったのではないでしょうか。アーカンソーって観光に行くにもパッとしないかんじだし・・・(再びスミマセン)
ちなみに、夫はアーカンソーまでダラスから片道7時間かけて見に行きました。もちろん日帰りです笑。全然苦にならなかったそうです。
7月10日、2度目のメジャー復帰直前の試合で。この日が最終調整の日となりました。
再復帰まで要した時間は約1か月。この間、ダルビッシュ選手はきっと更に多くのものを得られたのではないでしょうか。
怪我だから、調整だから、とそのためだけのメニューをこなすだけのダルビッシュ選手ではないことはすでに多くの人が周知していること。怪我にしろ調整にしろ、復帰への過程をすべて冷静に判断し判別し必要なものはすべて取り入れ、さらに力をつけてくる選手なのです。
7月16日、そして再びの復帰戦はシカゴ。相手は2016年、ワールドシリーズを制覇したシカゴカブスでした。私は一時帰国中だったので、試合開始の夜中にごそごそと起きてTVをつけました。夫はもちろん現地観戦(笑)。
ダルビッシュ選手の登板試合はすべてアメリカで観ていたので、日本から観るのは初めてで、なんだかとても不思議な気持ちになりました。試合を観ていると、ダラスの自宅にいるような気分になるんですよね笑。
で、試合観戦をしつつ時折Twitterをチェックしてみて、日本のフォロワーさんたちと同じように同じ時間に観ていることが嬉しくあったりもしました。いつもは日本の皆さんと時差があるので。
そしてダルビッシュ選手、再びアーリントンで登板!このころには私も一時帰国から戻り、ダルビッシュ選手の登板試合へ行くことができました。・・・が、
7月末のダルビッシュ選手二度目の復帰@アーリントンは日本から戻った当日でした。自分一人だけではなく、娘を連れての日本からの航路、それはそれは忙しく寝る暇はほとんどありませんでした。
成田からダラスまでのJAL直行便(とっても便利で快適です!ダラスにお越しの際はぜひご利用くださいませー♡)で日本から戻り、ダラスに着いてほっとしたものの、睡眠不足でへとへと。その夜にダルビッシュ選手が登板することは知っていましたが、ちょっと自分の体力的にはかなり自信がありませんでした。家に着いて落ち着いて、なんとかほんの数時間睡眠を取ることができたものの、まだまだ疲れは回復しません。なのに夫は私たちをボールパークへ連れて行く気満々。
娘は機内でしっかり寝ていたので元気いっぱいでしたが私はドロドロ。それでも”みんなでダルビッシュさん見に行こうよ!”と笑顔で言い放つ夫は鬼に見えたものです笑。そして結局連れていかれたわけですが笑。
ボールパークに着いた時もかなりふらふらでしたが、久しぶりのアーリントン、久しぶりのダルビッシュ選手を観ているとふしぎと元気になってきて(寝不足もピークを越えて(笑))、最後はいつも通り楽しめたことも今となってはいい思い出です。一般的にアメリカから日本へ行くより、日本からアメリカへ来た時のほうが時差ぼけはひどいと言われています。いつも日本から戻ると子供が小さいこともあり、調整にかなり時間をとるのですが今回はこの強行スケジュールが効いたのか、初日でかなり強引に調整したので、従来よりも早く時差を調整することができました。かなりハードなので、ちょっとお勧めはできないけれど(笑)。そういえば、JALのCAさんたちもこの夜はアーリントンへダルビッシュ選手観戦に行くんですよ、とおっしゃっていました。ボールパークではお会いできなかったけれど、みなさん観戦されたかな♪
そして8月7日、ヒューストン。ダラスから4時間ほどのこの町。もはや近所です。ヒューストンには牛角があるんです。こちらには韓国の焼肉屋さんはたくさんありますが、日本の焼肉屋さんはテキサス州に牛角ただ一軒だけ!(2016年8月当時)おいしさとサービスはやはり信頼の日本企業、これがとても楽しみでした笑
今年初めて訪れたミニッツメイドパーク。人気のテキサス対決”ローンスターシリーズ”でもあり、昨年からアストロズも強くなっていて、観客も以前に比べてずいぶん増えてにぎやかでした。
テキサスのチーム同士の対戦だと、こちらもいつもよりさらに応援に熱がこもります。
この雄たけびも待っていたー!!!この日はダルビッシュ選手が降板後同点になってしまい、レンジャーズがなんとか勝ったもののダルビッシュ選手に勝ちがつかず残念でした。でもレンジャーズが勝ったことには間違いはないので、その後牛角で祝杯をあげました。おいしかったなあ。焼肉はもちろんだけど、網で焼くたい焼きもおいしかった笑。
こうして写真を眺めていると、ふと"もうすぐユウが帰ってくるわ!”と喜んでいた女性を思い出しました。ボールパークでよく会う方ですが、”ハメルズももちろん素晴らしいピッチャーだしステキな人だけれど、彼はまだ去年来たばかりでしょ?やっぱりレンジャーズのピッチャーといえばユウなのよね”と嬉しそうに語っていました。
そうなんです、レンジャーズファンにとってはやはりレンジャーズの顔はユウなんです!!1年間のオフの後もそれは揺るぎのないものでした。
ようやくダルビッシュ選手がカムバックした今年は日本から観戦に来られた方もいて、観戦の間に色んな話をして盛り上がったことも。日本から来られた方の言葉で印象的だったものがあります。彼はダルビッシュ選手が高校生のころから注目して見てきている方でした。メジャー移籍後はNHK BSで観戦をされているそうなのですが、よくあるそれのように、”ダルビッシュ選手がテキサスで人気があるというのは日本のメディアが勝手に作りあげている話ではないか”と思っていたそうです。
でも実際にアーリントンへ来られてダルビッシュ選手登板試合の盛り上がり、グッズの多さ、それに"DARVISH 11”と入った真っ赤なTシャツやレプリカジャージを着たたくさんの人たちを見て、彼は心から実感されたそうです。”ダルビッシュ選手はレンジャーズのエースで、本当に人気があるんですね”と。私たちはそれを聞いて本当にうれしくなりました。彼が観戦された夜は雨で延期になり夜の10時から始まった試合でしたが、試合開始のころには待っている間にお酒をひっかけてきた観客ばかりですっかり出来上がっていて、みんなテンション高すぎの、楽しい楽しい観戦でした。忘れられない夜です。
さて、昨年はただ私たちに連れられてボールパークへ行っていた娘ですが、レンジャーズの応援も上達し、キッズ用のプレイエリアが充実していることもあって、ボールパーク通いも気に入ってくれていたようです。
そしてどうやら今年は彼女、ダルビッシュ選手のファンになってしまったようなのです。家でも夫が試合の写真をチェックしたりしているので、常日頃から(というか、生まれてすぐから)ダルビッシュ選手のことは自然と目にしている娘。
TVにダルビッシュ選手が映るたびに”ほら、ダルビッシュさんだよ”と伝えていたこともあり、ある日突然名前を呼ぶようになりました。まだ”ダルビッシュさん”という発声は難しいのでしょう、”びししゃん”と言います(笑)。
ですが、レンジャーズの試合でダルビッシュ選手の登板でなかったり、ダグアウトに姿が見えないとすぐさま気づいて”びししゃん、いないね”と反応。その速さたるや、私たちよりも速いのです。そして少しでも映ると”びししゃん、いるね!”と大喜び。
これには私たちもびっくりしました。”びししゃん、好き?”と尋ねると、にこにこしつつも照れたように”うん♡”と答えます(笑)
どうやら娘の初恋の人はダルビッシュ選手のようです笑。野球のボールを手にしては、”びししゃんといっしょ”ととても嬉しそうにしています。ボールパークへ行く時も”びししゃんに会いに行こうか”と誘うと大喜び!これもまた我が家にとっては今年のダルビッシュ選手にまつわるニュースの一つです笑。
ただ、初恋の人がダルビッシュ選手だなんてちょっと面食いすぎて、理想が高くなりすぎてしまって将来お相手が見つからないのではと母親としては今から本気で心配しております。
昨年は地区優勝めざしてレンジャーズの勢いもよく、ほぼ毎日ボールパークへ通いましたが、やはりダルビッシュ選手不在の試合はどことなく寂しいものでした。よく言われることですが、ピースの足りないパズルのような。
今年もレンジャーズはプレイオフへ進出し、ダルビッシュ選手がホームでの第二戦に登板したこともまた忘れられない事です。試合を観ている内にふと頭を春からのダルビッシュ選手のリハビリ登板、メジャー復帰の日、そして2度目の復帰の日、様々な光景が頭をよぎっていきました。
ダルビッシュ選手が戻ってきてくれた。努力を重ね、自分を信じ、そしてご家族の支えがあったからこそここまでこれた。その力強く投げる姿をこうして目の前で再び観ることができ、本当に嬉しかったです。
ダルビッシュ選手がメジャー復帰したことがファンにとってなによりのビッグニュースだった2016年。ダルビッシュ選手はもちろん、ずっと見続けてきた私たちにとっても、なんと密度の濃いシーズンだったことでしょうか。記事と写真を通して、そして我が家の思い出なども交えながら今シーズンを振り返ってきましたがいかがでしたでしょうか。ダルビッシュ選手、お疲れ様でした!
その鋭い目はすでに2017年を見つめ、そしてすでに動き始めています。
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前回のラウンドロック”ザ・デル・ダイヤモンド”訪問(リンク)から約1週間後、再びこの場所へ、ダルビッシュ選手3回目のリハビリ登板観戦のためにやってきました。ダラスから約3時間、ちょっと長めのドライブ気分での再訪問です。引き続き天候不安定な今年のテキサスですが、この日はすっきりと晴れてよかった!晴れやかな気持ちで車を降り、ストレッチしつつ”ザ・デル・ダイヤモンド”のサインを見上げた私たちでした。
穏やかな空がボールパークを包みます。
まだあまり人が入っておらず、静けさの漂うデル・ダイヤモンドです。ですがこれはもちろん嵐の前の静けさ。この日のチケットもダルビッシュ選手が4回まで登板するとあって、ほぼソールドアウトなのです。
お店も準備に追われています。アーリントンのグローブライフボールパークもそうですが、こちらでもノーラン点ライアン氏が経営する会社の牛肉を使ったフードを味わう事ができます。これがなかなかおいしい牛肉なんですよ!投手としても素晴らしい功績を残し、引退した後立ち上げた事業も成功。どこまでもスーパーな人ですね。
ブルペンもまだ誰もおらず、やはり静か。
通路にはいろんなバナーが飾られています。
ぱらぱらと人が集まってきました。ここはクラブハウスから出てきた選手が歩いてフィールドへ出ていく通路なのです。必ず選手が通るため、サインが欲しい人たちはここで待ち構えているんですね。
フィールドが見渡せるロッキングチェアに腰を掛けてのんびりしているのは実は選手。先ほどご紹介した通路のすぐそばに置かれているので、よくこのあたりで選手を見かけました。
この日の対戦相手はオクラホマシティにあるドジャースの2Aのチームです。
座席にも人が増えてきました。と思って良く見ればLAのロゴの入ったキャップ。もしかしたらドジャースの選手の家族かも!そしてそこからさらに右へ視線を移すと、日本からどうやら野々村元議員も来られていたようですね!
さっそくビールで乾杯しているマダム。ベースボールフィールドをバックに1枚。ボールパークでのお楽しみであり、お約束ですね。
こちらの男性は面白いジャージを着ていますね。80年代のゲーム風?
ラウンドロックの選手としてリハビリ登板を行うダルビッシュ選手の背番号は75ということ、またダルビッシュ選手ご本人が”75のファンが誰もいなくてさみしい”というジョークを飛ばしたことも大きな話題になりましたね。安心してください、背番号75のTシャツを着たファンがいましたよ!!この、やっつけ感たっぷりのTシャツを着ているのは我が家の娘です笑。手づくりすぎてすみません。でも背番号75で応援したいという、この気持ちだけは負けていませんよー!!
ここに集まっている人たちもずいぶん増えましたね。子どもから大人まで、みんなお待ちかね。
そんな皆さんに待望のダルビッシュ選手が姿を現すと、キャー!!という声と共に一気ににぎやかになります。
いつもどおりクールなダルビッシュ選手はやはりいつものドリンクを持って、フィールドへと向かいます。
フィールドに出たら、すぐにいつも当日のキャッチャーやコーチ達と握手をして挨拶を交わしているのですが、そのまま通訳さんを介せずに会話を続けていることもよく目にする風景です。
そして今日も恒例のルーティンへと移ります。
まずはウォーミングアップ!
このドリンクもしっかりと忘れずにね。ウォーミングアップを行うダルビッシュ選手の頭の中にはこのドリンクを飲む時間のことも含め、いつものウォーミングアップ、それからのブルペンでのこと、試合でのピッチングの事・・・いったいどれほどの事が同時進行で考え、組み立られていっているのかと思ってしまいます。
ストレッチに
ロングトス。ラウンドロックにもこの頃には西日が射してきました。
これらのルーティンを終えて、試合開始のためダグアウトへと歩いていくダルビッシュ選手、そしてなぜか自慢げに一緒に歩いてくるマスコット(笑)。おねえさんにひもでつながれていますけど笑。
今日もマウンドには野球少年たちがいました。今回は2人。サインしやすそうな人数です(笑)。
一緒に並んで国歌を。82番の坊や、足ロング!!
少年たち、ちょっと照れくさそうに握手をしています。恥ずかしいのか目を併せていません笑。そして後ろの少年はわくわくして待っている感じがしますね。ほほえましいです。
大事なイベントが終わると彼らはすぐにダグアウトへダッシュ!日本もアメリカも男子ってこんなかんじですよね笑。
おまたせしました!それではダルビッシュ選手の投球をご覧ください!・・・・・・・・・・・・誰?
ちゃうちゃう、俺、俺やで。
あの人誰やったんやろ・・・(おじさんは始球式を務めた方でした!)
マウンドに上がる時に一瞬しか見れないこのポーズ。皆さんもアーリントンにお越しの際、この瞬間は目をしっかり逃さずに覧くださいね。
というわけでここからはピッチングシーンをご覧ください。
ダルビッシュ選手によると、この日のリハビリ登板ではスライダーは投げなかったとのこと。色々と試合ごとに試されているのですね。
もう一度!
「こういうのも別のピッチャーになったみたいで楽しいです。」(ダルビッシュ選手のコメントより)
ダルビッシュ選手は順調に投球を重ねていきますが、座席にいた私と娘には大変なことが起こっていました。やたらとたくさんの蜂が飛び回って、避けるのにいっぱいいっぱい。ラウンドロックから帰る際、他の方のツイッターでこの前日、蜂の大群がボールパークを襲い、スピードガンを壊してしまったことを知るのでした。その名残?の蜂がまだまだ座席の辺りを飛び回っていたのです。
そんな私たちがあたふたしている間に夫は別の場所からダルビッシュ選手の活躍をカメラにおさめていました。幸い蜂は飛び回るだけで、攻撃的な動きはなかったものの、なかなか妻子はたいへんだったんですよー。
「しっかりやりたいことは出来たので満足です!」(同じくダルビッシュ選手のコメントより)
なんとなく、手ごたえを感じて”よし!!”と呟いているような、そんな表情に見えますね。
登板が無事終わり、クラブハウスに向かうダルさん。後ろの観客の皆さんはきっと"YU!!"と叫んでいますね。今夜もしっかりと観客を沸かせたダルビッシュ選手でした。
持ってきたドリンクは計算どうり飲まれたのでしょう、きっちり空っぽに。
登場した時と同じく、静かに歩いていきます。背番号75のダルビッシュ選手はこの夜で見納め。改めて、貴重な姿を拝見させていただきました。
再びクラブハウスへの階段を昇っていきます。最後にもう一度ダルビッシュ選手の姿を見たいとファンが大勢集まりました。
皆さん、きっとオースティン周辺の方だと思いますがぜひアーリントンにもお越しくださいね♪
ダルビッシュ選手もお疲れ様でした!
この日も見届けることができて(蜂と戦いながらも)感謝の気持ちでいっぱいになりました。おかげさまで蜂にも刺されずに済みました!後日、この夜のリハビリ登板が順調であったこと、次回ミッドランドでのリハビリ登板の日がレンジャーズから公式に発表され、予定通りに次のステップへと進むことがコメントされていました。着々とダルビッシュ選手のリハビリ登板が進んでいる事を知り胸をなでおろす私達です。
ちなみにこのボールは開門のときからフィールドに落ちており、ある少年がウォーミングアップ中に走ってくるダルビッシュ選手に何度も「Can I have the ball please?(そのボールを貰えますか?)」と声を掛けていました。するとダルビッシュ選手はおもむろにボールを拾い、そのボールを少し見回しした後に声を掛けていた少年にボールを投げてあげていました。それはまるでこの日の空と同じように穏やかなワンシーンでした。