ダルビッシュ登板!レンジャーズ×エンゼルス pt1 20120801
8月1日はすごい試合でした!ようやく連敗が止まった上に
レンジャーズの劇的な逆転大勝利で締めくくられたのです。
この日も”赤”で登場したダルビッシュ選手。
リーグトップのレンジャーズをじりじり追いつめているエンゼルスとの対戦です。
2位のエンゼルスを下すという事は、同時にゲーム差を引き離すという事。
そんなわけで、エンゼルス戦は非常に大事な試合なのです。
ダルビッシュ選手は1回、2回に素晴らしいピッチングを見せてくれました。
特に1回なんて三者三振をとりました!
↓強打者プホルスも三振に!
先日までの3連敗で元気がなかった観客もいっせいに沸き立ちました。
なのにダルビッシュ選手、3回でまさかの大乱調。
フォアボール連発に始まり(味方の守備のエラーもありましたが)
あっさりホームランを入れられて、この回だけで6点を取られてしまいます。
一気に6点も入ってしまった時のボールパークに蔓延した絶望的な空気は忘れがたいものがあります。
ナポリも心配して駆けつけます。
当初、エンゼルスは7点取ったことになっていたらしいのですが、
監督が抗議して(今回のオリンピックみたいですね(笑))それが認められ、
1点減って6点に落ち着きました。と言っても、6点・・・・・。
あまりにもボールを出しすぎるダルビッシュ選手に、観客から初めてのブーイングまで起きてしまいました。
このブーイングは聞いていて辛かった・・・・・
一体この3回に何があったのでしょうか、4,5回は少し持ち直していたような気はしますが。
5回にはレンジャーズ打線がなんとか4点を入れました。
失望感に満ちていたボールパークに活気が戻ります。
正捕手であるナポリがバッターボックスに立ったときは
ボールパーク中でナポリコールが起きます。NA-PO-LEE!!
そしてマーフィーも!彼は打って守って大活躍でした。
前回のダルビッシュ登板時の試合ではブーイングを受けたハミルトンに打って変わって大声援が送られます。
でもあまり活躍はできなかったのですけどね。
それでもブーイングを聞くよりずっと良いです。
今は不調のハミルトンの穴を埋めるように、キンズラー、クルーズ、
ナポリ、マーフィーがしっかりといい仕事をしてくれました!
その後、エンゼルスに1点リードされ7点になりますが
レンジャーズ、1回ごとにじりじり、じりじりと点差を縮めて行きました。
そしてようやく9回にレンジャーズがエンゼルスに追いつきました!
またまた観客総立ちです。
同点のまま延長戦へ。ここで登場したピッチャーのネイサンが
いきなり3点も取られてまたまた点差を広げられます。
あああ。せっかくここまで来たのにやっぱり今日も負けてしまうのかも・・・・・
だけど、この日のレンジャーズはちょっと違う。きっと何か奇跡が起こるかも!
途中で帰ってしまった人もいましたが、奇跡を信じてボールパークに残る人も大勢いました。
そして11回裏、レンジャーズの攻撃。
もうこのころになると座っている観客なんていません。総立ちでした。
ダグアウトに控えるレンジャーズの面々もいつになく鈴なり。
ナポリもマーフィーも必要な場面で的確な所へ打ち返していました。逆転まであと少し!!
レンジャーズの選手が順調に塁に出て、”ここで打って欲しい!”という期待に満ちた
視線を一身に浴び、最後はアンドラスが決定打を打ってなんと4点追加!!
最後は延長11回で、11-10で見事レンジャーズの勝利となりました。
逆転勝利が決まったとたん、レンジャーズの選手たちが
いっせいにダグアウトから飛び出してきてアンドラスをもみくちゃに!!
まるでリーグチャンピオンになったかのようです。
許されるのなら私たちもフィールドに飛び出したかった!
もう、本当にすごい!最後まで残っていてよかったです。
最初の6点で絶望的な気持ちになっただけに、この大逆転。
まさに”DRAMA"です。
この夜、クルーズとキンズラーから放たれたホームラン。
もちろん花火も上がりました!観客が待ちかねたこの光景。
それにしても3回でのダルビッシュ選手の失速ぶりが気になります。
7月から調子を崩してしまい、いっそう不安定になっているようで、
近頃は正直言って日本人として見ているのが辛いです・・・・。
ダルビッシュ選手はレンジャーズのスターだったCJウィルソンの代わりにレンジャーズが獲得した先発投手なので。
いまそれに見合うだけの活躍ができているかといえば、残念ながらそうではないと思います。
ダルビッシュ、がんばれ!こんな時だからこそ応援です。
この試合ではダルビッシュ選手には勝敗つかず、ひとつ負けが消滅しました。
*先日、幾度もダルビッシュ選手のキャッチャーを務めていたトレアルバが戦力外、トレードになりました。
レンジャーズには既に新しいキャッチャーが入っています。
日曜日にボールパークへ行ったとき、ほかの選手はみなダグアウトへ引き上げてしまったというのに、
トレアルバが一人、ファンに黙々とサインをし続けている姿を見ました。
私もがんばってみたけど、集まっているファンが多すぎてもらうことが出来ませんでした。
私がトレアルバがサインをしているところを見たのはその時が初めてだったのですが、
今になって初めてあの時の彼のサインの意味がわかりました。
きっともうその時には戦力外のことは知らされていたのでしょう。
トレアルバは正捕手ではありませんが、ダルビッシュ選手と相性が良かったので残念です。
↓こちらがレンジャーズの選手としてトレアルバがサインをする最後の姿です。(7月29日)
そしてこの時のファンたち。私も後ろの方に混じっていました。
トレアルバは人気があるので、すぐにオファーが来るでしょうね。
Wish you luck!