ダルビッシュ選手 at 3Aラウンドロック!2016年5月6日
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真っ青な空、誇らしげに"Welcome to Dell Diamond"のサイン。ダラスから約3時間、ここはテキサス州都オースティンにほど近い、ラウンドロック。5月6日、ここはダルビッシュ選手がこの日登板するレンジャーズ傘下の3Aチーム”ラウンドロック・エクスプレス”の本拠地”ザ・デル・ダイヤモンド”です。
かのノーラン・ライアン氏の息子さんであるリード・ライアン氏が設立したチームだそうです。もちろんチーム名も”ライアン・エクスプレス”にちなんでいます。(Wikipedia参照)
開場前にあたりを歩いていると、柵ごしにスタッフの皆さんの姿が見えました。みなさんの背中にはノーラン・ライアン氏がつけていた背番号34が!この時は仕事前の簡単なミーティングをしていたほか、誰かのお誕生日だったようで、みんなで”ハッピーバースデー”を歌っていました。楽しそうな職場ですね!
ゲートが開いたのでなかへ入りましょう。フィールドではすでにラウンドロック・エクスプレスの選手たちが練習をしていました。
3Aのマイナーリーグのボールパークながら、設備の充実したボールパークです。ハワイをテーマにしているのか、屋台にはハワイのエッセンスを取り入れてティキが飾られていたり、ハワイっぽいフードを売る屋台があったり。もしかしたら、リード・ライアン氏がハワイ好きなのかも。写真に映っているイスもワイキキのモアナサーフライダーに置いてあるようなロッキングチェアでした。ほかには子供のためのプレイエリアや遊園地にあるようなエキサイティングな乗り物やプールまで!アーリントンにも欲しい(笑)
3Aのラウンドロック、2AのDrPepperボールパーク共にシーズンシートが設定されていました。こちらはラウンドロックのシーズンチケットホルダーの入場ゲート。一般ゲートよりも30分程早めに入ることができます。彼らにはささやかながらレッドカーペットも用意されています(笑)。
一般ゲートが開くと、あっというまに人でいっぱいになりました。特に芝生席は大人気のようで、ここに通いなれた皆さんが大きなブランケットを広げてどんどん陣取っていきます。(アメリカでは芝生にはビニールシートではなく、ブランケットを敷きます)ちょうど日曜日だったのでたくさんのファミリーが集まってきました。州都オースティン界隈に住む日本人の方も、ダルビッシュ選手が見られるこの絶好の機会を逃すまいと、大勢訪れていたようです。
試合時間約40分ほど前に、ダルビッシュ選手がフィールドへ登場しました。ダルビッシュ選手本人が事前にinstagramにて発表していた通り、背番号は75。予想外の番号にびっくりしつつも、その貴重な姿を見られたことに感激です。
ラウンドロック・エクスプレスはレンジャーズ傘下らしく、レンジャーズと同じような白・赤・青のジャージですね。真っ白のジャージが太陽を浴びて眩しい~!
大勢のファンがダルビッシュ選手を見つめていますが、粛々と自分のルーティンへ。
まずはフィールドを軽くランニング。
トレーナーさんもしっかりと見守っています。トレーナーさんとはストレッチの合間にも度々話をしている様子が見られます。
そのあとはいつもの入念なストレッチへ。よく見ていたスパイクは赤いアシックスものですが、これは黒×ブルー×シルバーのアシックスですね。いずれもレンジャーズのジャージによく合うようにコーディネートされている感じがします。
今回、このブログではダルビッシュ選手が登板前に行うストレッチのポーズをほぼ網羅。アーリントンでも登板前にはよく見かけていたこの風景ですが、昨シーズンは見ることができなかったのでストレッチでさえも久しぶりで胸が熱くなります。
足が長いと迫力も出ますがなによりサマになります。羨ましい。
実はこの日この時、黙々とストレッチを続けるダルビッシュ選手の後ろにはMLBの様々なチームのジャージを着た少年たちが保護者と一緒にパレードをしていたのでした。写真にちらっと見えている人たちがそれです。
かなりたくさんの野球少年と保護者お皆さんが楽しそうに手を振りながら歩いていて、それを見ている人たちも手を振って応えていました。西日の射すフィールドで、とてものんびりとしたすてきな光景でした。歩いている少年たちは手を振りつつもお友達とキャッキャウフフ、ふざけ合ったりしている子たちも。
でもそれくらいなんともないダルビッシュ選手。続くストレッチは止まることはありません。
彼らのパレードが終わると、今度は中学生が高校生くらいのチアリーダーたちがぞろぞろとやってきて、フィールドでぴたりと止まってポーズ。両手にはポンポン。音楽が流れて、ダンススタート♪
それでもやっぱり動じない(笑)というか、ずいぶん色々な人が出てくるボールパークですね~(笑)。でも小さい子たちががんばっていて微笑ましかったです。
2Aフリスコの観戦の時にも思いましたが、フリスコもラウンドロックも地元の子供たちが活躍する場でもあるようです。チアリーダーのように、野球をしていない子供たちでも、こうして小さい時からボールパークに行く機会があれば、野球に興味を持つようになるのかも。
色々と書いているあいだにもダルビッシュ選手のストレッチはまだまだ終わりません。厚みのある胸板。これは目が♡になってしまう女子が続出ではないでしょうか♡
”ラジオ体操第一”にもこのポーズはあるのになぜでしょう、このかっこよさ。私のラジオ体操とは全然違うのですがそれは・・・(笑)
これくら足が上がったら気持ちいいだろうなあ・・・
そしてときにはドリンクを。これも決められた時間に忘れず飲んでいるのかなと思います。
ドリンクを飲んだあとは、ロングトス。
この上半身には筋肉好きのアメリカ人女性が喜びそうです(笑)
しっかりとボールを握って。
ロングトスを終えたダルビッシュ選手は手にしていたボールをファンにぽーんと投げていました。そのリアクションにみんな大喜び!ボールがキャッチできなくても、そんなハプニングにみんな嬉しそうでした。
西日を背中に受けて、次はブルペンへと入ります。見学していた人たちも彼を追いかけて民族大移動ー!!
ブルペンのまわりは見学に来た人たちでいっぱい!フェンス越しに大勢の人がくっついています(笑)。わたしは娘が遊びだして付き合っているうちにあっという間にフェンスを囲まれてしまって、この時は見学をあきらめることにしました。もちろん夫は抜かりなく撮影場所を確保(笑)。
なので、これらは私もまったく見ていないダルビッシュ選手。ブログを見てくださっている皆さんと同じ立場で、初めて見る写真ばかりです。
あ、青いシャツの坊やがフェンスからがんばって顔を出しています。バランスを崩したらフィールドに落ちてしまうから、気を付けてね!後ろのマダムもね!!
週末のラウンドロックは満員御礼。熱気であふれるボールパークをラウンドロックの涼しい風が通り抜けます。そこへ熱のこもったアナウンスが響き渡ります。 "Number 75, YUUUUU Darvish!!!"。
待ってました!!割れんばかりの拍手の中、”ラウンドロック・エクスプレス”の一員としてダルビッシュ選手がマウンドへ!リハビリ登板のいまももちろんウォークアップテーマはあの曲です。Soulja Boy Tell'emの"Crank That"。
恒例の私達への生存確認です(嘘です。妄想です)。安心してください、今日もいますよ!
マウンドには夕方のパレードに参加した野球少年たちが待っていました。
待っていた少年たちにダルビッシュ選手がひとりひとりにサインのプレゼント。アーリントンではいつもこの時は1人だけなので、6人ってけっこう多いような笑。
サインを終えたころに国歌斉唱が始まり、ダルビッシュ選手も野球少年たちも同じ場所でそのときを過ごしました。やんちゃそうな少年たちもこのときはきちんと前を向いて脱帽、国歌に聞き入っていました。
きちんと並んでいた少年たちですが、終わるとあっという間にバラバラに(笑)ベースボールキャップをかぶりなおして帰っていきました。
ラウンドロックでのプレイボール!これからはその時のフォームや表情など、じっくりご覧ください!
初回を終えて、少し安心したような、柔らかい表情をみせるダルビッシュ選手です。
キャッチャーのニコラスと言葉を交わしながら、ダグアウトへと戻ります。いまのイニングで投げた内容について話しているのでしょうか。
ダルビッシュ選手としては、自分の思い描いていたような投球はできたでしょうか?
再び引き締まった表情に戻り、マウンドへ。この日のダルビッシュ選手は3イニング投げました。
ここからは少し違う角度からのダルビッシュ選手をご覧ください。
次のサインはコレ!キツネね!(嘘です)
え?キツネわからない?えーと、英語やったらフォックスやな。(嘘です。でも英語でキツネは本当です。すみません全然関係ないです)
ふと、手元のボールを指で確かめるようにしていたダルビッシュ選手ですが・・・
ボールの交換を求め、手持ちのボールを投げて返していました。
新しいボールを手にして改めてマウンドへ。今度のボールは大丈夫でしょうか。
リハビリ登板とはいえ、マウンドでのダルビッシュ選手の精悍な表情はすっかりメジャーに戻っているかのように感じました。
そしてここからの写真は最終イニングでのもの。
ひと試合、ひと試合、年密な計画のもと、事前準備をしているであろうダルビッシュ選手。この日もまた1歩復帰への駒が進みました。これからも順調にその駒が進むようにと願っています。