ダラスにて

mikaotx.exblog.jp
  mikaotx@gmail.com

2016年のダルビッシュ選手を振り返ってpt1

たいへんご無沙汰しています。かなり久しぶりの更新となりました。振り返ってみれば、最後の更新はシーズンが始まる前でした。今年はダルビッシュ選手のスプリングトレーニングに始まり、マイナーでのリハビリ登板、そして待ちに待ったメジャーへの復帰と例年とはがらりと違うシーズンでした。そうしたことから、より記憶に深く残る年にもなりました。皆さんと一緒にダルビッシュ選手のこれまでを振り返ってみたいと思います。

こちらはアリゾナでのスプリングトレーニング初日。すでにとても懐かしい!髪の毛も短い!この写真を見ただけで、アリゾナの気温まで思い出せそうです。
f0232083_14405576.jpg

昨年はTJ手術とリハビリ、いよいよ2016年は復帰の年ということでファンも期待感いっぱいのスプリングトレーニングでした。スプリングトレーニング初日といえば曇っていてあまり気温も上がらなくて、でも久しぶりにレンジャーズの選手たち、そしてダルビッシュ選手の姿を見られるので心躍っていたことをよく覚えています。
f0232083_14411247.jpg

この少し前までは日本ハムファイターズが同じアリゾナのピオリアという場所でキャンプを行っていました。さすが日本人というべきか、日ハムの皆さんほぼ終日練習しているのです。レンジャーズといえば、お昼にはだいたい終わっています笑。バニスター監督はなにごとも始めるのが早いと聞いているので、見学者が練習場に入る前からいろいろとスケジュールがあるのかもしれません。ときに厳しい声も飛び交う日ハムのキャンプ見学のあと、このレンジャーズのゆるっとした空気に包まれてホッとしたのも事実(笑)。スプリングトレーニングといえば、オフの間に肉体改造で体を大きくしてきたダルビッシュ選手と、これまでお水を飲んでいたダルビッシュ選手が特別なドリンクを持って現れたことも話題でしたね。”あれはどんなものを飲んでいるのか”とみなさん興味津々でした。
f0232083_14412359.jpg

長い復帰の中、ダルビッシュ選手のファンへの思いは途切れることはありません。そしてファンはダルビッシュ選手を決して忘れることもありません。長いブランクがあっても、今キャンプも一番の人気でした!この風景を見ると、いつも心が温まります。
f0232083_14421766.jpg

でもいつまでもキャンプで投球練習をするわけにはいきません。キャンプ期間はトミー・ジョン手術を受けてから12ヶ月。実戦で投げられるのは手術後14ヶ月が目安なのでキャンプでは実戦することは無かったダルビッシュ選手。レギュラーシーズンが始まると、実戦登板はレンジャーズ傘下のマイナーリーグチームで行うのです。

そして5月1日、長いリハビリの成果を試す時が来ました。ダラスから北に約20分ほど、フリスコという町にあるレンジャーズの2A”ラフライダーズ”の選手としてリハビリ登板第一回目を迎えたときのものです。こちらのDr.ペッパースタジアム始まって以来の完売は地元ダラスで大きなニュースになりました。さすがYUパワー!このときはダラスエリア在住日本人がたくさん集まりました。経済成長著しいダラス、ダルビッシュ選手が休まれている間にダラスエリアにはかなりの日本人が増えていて(トヨタ北米本社及び関連企業やクボタ等々)、この日、ダルビッシュ選手を見るのが初めてという方が大勢。

いつもより早くウォーミングアップに出てきたダルビッシュ選手。心は落ち着きつつも体が早く出たいという気持ちでしょうか?緊張のオーラが伝わって来ます。
f0232083_14441372.jpg

やることはやった。ドクターやトレーナーに言われたことは一寸狂いもなくやり遂げた。体の管理も最善を尽くしたつもりだ。それでもどことなく感じる恐怖があったはず。きっと、様々な思いがダルビッシュ選手の脳裏を駆け巡っていたはず。

この日は私も久しぶりに会う方やお友達家族が観戦に来ていて、席こそ違うけれどみんなでダルビッシュ選手を応援しました。ヒューストンなど遠方からも車を飛ばして日本人の方が来られていました。それほど待ちに待った日だったんですね。
f0232083_14443441.jpg

遠投を一球一球確かめるダルビッシュ選手。実戦前のウォーミングアップは20ヵ月ぶり。頭の中はいろんなフラッシュバックが起こっているでしょうか?それとも無心?まわりはお祭り気分でもダルビッシュ選手にはなにも聞こえてないかもしれません。

f0232083_14451486.jpg

ラフライダーズのスタジアムは白の木造建築が美しい所です。地元のちびっこチアリーダーたちがダンスをしたり、ホームランを打った選手には彼に応援の気持ちを込めて寄付のためのブーツが観客席に回ってくるなど、地域と密着したチームであり、そしてそこにはマイナーチームの楽しみ方がありました。
f0232083_14452971.jpg

そしてブルペンで最終調整。大きくストレッチ深呼吸。あとは自分の肘を信じるのみ。

つい目先のレンジャーズにばかり目を奪われて、マイナーリーグの良さに気づけませんでした。ピクニック気分で家族で観戦を楽しんだり、未来のメジャーリーガーを見つけにきたり、ここでそんな楽しみ方があるということを知ったのはダルビッシュ選手のおかげですね。
f0232083_1445448.jpg

リハビリ登板1球目。もうなんだかドキドキして、夫もカメラに集中し、私はその瞬間を見逃すまいと娘がどんなに暴れても(笑)”お願いだからもう少し待ってね!”とマウンドのダルビッシュ選手から目を離しませんでした。こうしてダルビッシュ選手がマウンドに上がり、ピッチングをする姿は本当にしばらくぶりだったので。
f0232083_14455811.jpg

ラフライダーズの選手紹介アナウンスもまるでアーリントンでのそれのように"YUUUUU DARVISH!!"と気合たっぷり。スタジアムを埋め尽くした観客はやっとこの時がきた!というように思い切りYUINGを叫んだのでした。

無事登板も終わり、この日は2回を投げたダルビッシュ選手でした。
f0232083_14461145.jpg

リハビリ登板はダラス郊外だけで投げるのではなく、時には数百キロ離れたところで投げるのは当たり前なのです。5月6日、こちらはラウンドロック。ダラスから車で約3時間ほど。この日はとても西日の強い日だったことをよく覚えています。
f0232083_139229.jpg

地元ダラスはもちろんのこと、日本からも注目されていたこのリハビリ登板。
f0232083_1393432.jpg

そんな中、ダルビッシュ選手は手術をした右ひじに気を配りつつ、様々な球種を試してみては都度細かい調整を行っていたようです。
f0232083_14521317.jpg

ラウンドロックでもたくさんの観客が見守る中の登板でした。行きの車で夫と娘のためにおにぎりを作っていったのに、それぞれほかに持ってきたものを食べ始めておにぎり不人気で悲しくなったこの日(笑)。日本人ならおにぎりでしょー!!と言いながらこの日はお昼過ぎに家を出て夜中過ぎに帰ってきました。ダルビッシュ選手も同じスケジュールなのかな~なんて思いつつ。でも私たちよりきっとずっと早くからラウンドロックへ到着して、調整をして投げて登板後のインタビューをして腕のケアをして等々・・・リハビリ登板はただ投げるだけではありませんね。
f0232083_14522637.jpg

リハビリ登板の間はアーリントンでチームメイト達と一緒に練習を行います。
f0232083_1505768.jpg

そして試合の時はダグアウトからチームの応援をしていました。思えば復帰の日は”5月か6月か”と、連日TVやラジオで必ず話題にのぼっていました。私も友人によく”復帰の日はいつ?”と聞かれました。もちろん私もわからないので、TVやラジオで耳にしたことを同じように言っていただけですが・・・
f0232083_1511713.jpg

もちろんテキサスサイズの笑顔も!仲良しペレスとの1枚。見ているこちらも和む表情ですね♪
f0232083_1513131.jpg

5月17日、リハビリ登板はさらに続き、こんどは同じテキサス州でも500キロ離れたところにやってきました!思い出深い、ミッドランドでのリハビリ登板です。なぜ思い出深いかというと、かなりディープなテキサスだったんです、ミッドランドって(笑)。もうとにかくなにもない!どこまでも広がる荒野にぽつぽつと見えるのは石油採掘の機械だけ。高い建物なんてまったくなくて、あると言えば風力発電の風車だけ。お天気もあまりよくなくてどんより。そこにいきなり小さな町が現れ、スタジアムがあるのです。ホテルに1泊しましたが、ホテルの駐車場にも留められているのはそのあたりで石油関連の仕事をしていそうな人たちのピックアップトラックばかりでした。ダラスは都会なので、そこから6時間も来てみればこんなところがあるんだなとテキサスのまた違う一面を知りました。この試合がなければ来る機会はきっとなかったかもしれない、貴重な1日でした。
f0232083_1454399.jpg

寒くはないけれど風も強いし少し雨もぱらついたりして、ダルビッシュ選手だいじょうぶかな・・・と勝手な心配をしてしまったほど。でもそんな心配をよそにちょうどこの日のスタジアムでは地元の小学校の遠足があり、元気な子供たちでいっぱいでした。
f0232083_1453324.jpg

ミッドランドでのリハビリ登板はアウェーチームとしてのものでしたが、やはりダルビッシュ選手を見るために近郊の町から駆け付けた人でスタジアムはたいへんな賑わいでした。知らない街、知らないスアジアムでしたが子供たちやダルビッシュ選手を応援するみなさんに元気を貰いました!
f0232083_14534437.jpg

リハビリ登板としてはミッドランドでの登板が最後でした。リハビリ登板のあいだ、レンジャーズ以外の色々なユニフォームを着用したダルビッシュ選手もレアな姿でした。
f0232083_14535665.jpg

待ちに待ったメジャー復帰が近づいてきたことを実感し楽しみに思う反面、リハビリ登板はなんとなくダルビッシュ選手と距離が近いようなものを勝手に感じていたので、その距離がまた離れてしまうメジャー復帰は少し寂しくなるような気持ちもあったり・・・・
f0232083_14541439.jpg

でも!それでもメジャー復帰の日はやはりどうしたって楽しみであることには間違いありません。復帰は5月28日、この日はなんとしても行かなければいけません。家族みんな体調を万全に整えて臨みました。リハビリ登板のあいだ、様々なユニフォームを見てきましたが、やはりずっと見たかったのはアーリントンでのこの鮮やかな赤のユニフォーム!
f0232083_16591.jpg

試合前から胸いっぱいだった私。
f0232083_172023.jpg

ダグアウトから飛び出してきたダルビッシュ選手の動画を撮ろうと思っていたのですが、なんだか手が震えてしまってうまく撮れませんでした。なのでさっさと諦めて(笑)、目に焼き付けることにしました。
f0232083_181169.jpg

アーリントンにダルビッシュ選手のテーマ曲が流れて、いままさにメジャー復帰の瞬間が訪れました。きたーーー!!!この曲も聞きたかった!!ダルビッシュ選手のMLBデビュー時から変わらない"Crank that"です。
f0232083_1521924.jpg

WELCOME BACK YU!!ボールパーク中がYUINGで揺れ、私も目いっぱい叫びました!
f0232083_1524079.jpg

フリスコ・ラフライダーズもラウンドロック・エクスプレスのユニフォームもよかったけれどやっぱりダルビッシュ選手にはこの赤が最高に似合うと思います。燃えるダルビッシュ選手に燃えるような赤。
f0232083_185174.jpg

アーリントンのマウンドにお帰りなさい!!個人的に、復帰の日を迎える気持ちはダルビッシュ選手のMLBデビューの日以上のものだったかもしれません。あの時の私はただダルビッシュ選手についてほとんど知らないまま、まさにお祭り気分で観戦に行ったのです。もちろん今は違います。だからこそ、ファンとしてずっと待っていた日でもありました。
f0232083_192138.jpg

この日は期待以上のピッチングを見せてくれたダルビッシュ選手。以降も、TJリハビリ明けとは思えないピッチングが続き、彼のカムバックを待ちわびていたレンジャーズファンはその完全復活を思わせるような試合ぶりに驚きながらも喜びに沸いたのでした。
f0232083_194025.jpg

でも復帰の中には沢山のBump In The Road(凸凹)が待ち構えているのです。
f0232083_1173185.jpg

ダルビッシュ選手が訴えた、あちらこちらの体の痛み。トミージョンの後遺症によるものだとか。
f0232083_1174768.jpg

6月8日、再び体に不安があり、ダルビッシュ選手は残念ながらDLへ。
f0232083_1525060.jpg

残念なことではありましたが、まだまだリハビリから復帰したばかりの今年、様子を見ながら、焦らずゆっくり調子を見つつ、という気持ちはたくさんのファンが持っていたと思います。pt2へ続きます。(pt2はすぐこの下に投稿しています)
f0232083_195576.jpg

Commented by 道産子太郎 at 2016-12-15 14:08 x
おにぎり(´;ω;`)
更新ありがとうございます!
ワクワクとドキドキ、DL入りでよぎる不安…
ジェットコースターのように上がり下がり、心揺さぶられたシーズンでしたー。
Commented by ietylonestar at 2016-12-16 00:11 x
久しぶりの更新ありがとうごさいます。期間が空いてしまうとupしづらくなりますよね汗
Twitterなどでは拝見しておりましたが、ダルビッシュのリハビリ登板にどこまでもついて行くmikaotxさんとご主人のcrazyな行動力(笑)には只々感心するばかりでした。今後ともご活躍を楽しみにしております😊
ミッドランド、、、行こうと思った事もないw
Commented by mikaotx at 2016-12-16 08:00
>道産子太郎様、
日本人だったらおにぎりですよね?(涙)
そのあとちゃんと主人は食べてくれましたが、ほぼ一人で食べました笑。
とーっても久々の更新ですが、お読みくださりありがとうございます!
まさにジェットコースターでしたね。
祈るような気持ちで観戦していることの多いシーズンでした。
Commented by mikaotx at 2016-12-16 08:03
>ietylonestarさま、
久々の更新、さっそく来てくださりありがとうございます!
子供がいると本当にPCの前に座ることが難しくなりました。
すぐ寄ってきてしまうので。
でも今後もなんとか更新していきたいと思います。
どこまでもついていくのはもう当たり前になったというか(笑)。
私に拒否権はないんですけどね笑。
ミッドランドよかったら行ってくださいよーー(棒)
日付の件、ありがとうございました!
訂正させていただきました。
Commented by spanglejc at 2016-12-17 09:29 x
昨日、コメントを入れさせて頂いたのですが古い記事に入ってしまっていたみたいなので(^-^;

改めて、こちらに書き込みさせて頂きますね。

今年は、ダルビッシュ選手の試合をLIVEで観れたのは2試合だけでしたので
こうやって振り返り記事をUPして頂けること感謝です!
どの写真も、まるで自分が現地で見ているかのようで楽しいです(^^)
今シーズンは、普段以上に身体のケアに相当気を使いながら(もちろん周りのスタッフもそうだったでしょうが)
と、想像しますが、来年の活躍に繋げて欲しいーなー。と思っています。
Commented by mikaotx at 2016-12-18 14:49
>spanglejcさま、

わざわざありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。
ご覧になれたのは2試合だけだったのですね!
お仕事や用事と重なるとなかなかしっかり見ることが難しい時間帯でもありますよね。
こうして今シーズン振り返った記事がお役に立ててうれしい限りです!
今年はこれまでとは違ったダルビッシュ選手を見たような気がしますし、
彼も体調管理に関して様々なことを発信してくれましたね。
スタッフにも恵まれていらっしゃるでしょうし、きっと来年の活躍も確信しております♪
by mikaotx | 2016-12-15 12:03 | レンジャーズダルビッシュ有選手 | Comments(6)